2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

バトン

id:cotoaさんから

本を読んでいないひとは想像力がないからあまり激しい変態にもならないだろうと思う、言葉を持つひとは脳内で補完する範囲が大きい、だからいちばんこわいたがいにやさしいなまえでよびあうようになるのは女が甘えだした証拠だ つかれている遊び、つかれの中…

クレモナ金剛の日

たとえば、そのひとみたいな女の子は手首を内側にかたむけて紅茶を飲むんだろうか。とジャズ喫茶で考えていた。ちがうのかな。 コメントいただいた日記を消してしまってごめんなさい。

すっかり自信をなくしている、今、君と話したらなんて言われるのだろうと考えて、口に出してみた わたしはすっかり頭の中で君を殺してしまっている 君が失踪してから、毎日つまらなくてしかたないよ。 最後に何を話したか、思い出せない。 だからまた毎晩く…

「わたしは弱いから」

生きてゆくことと生活を営むことの間には隔たりがある。それをていねいに重ね合わせてゆかなければならない。 「自分は特別だと思わないとやってゆけない、わたしは弱いから」というようなことをよくお茶する女の子が言っていた気がする、違ったら申し訳ない…

妊娠している。お腹はスイカくらいの大きさに、なだらかに膨らんでいる。その程度なので、まだ学校の人たちには気が付かれていない。 おなかがいたくなったので学校を休んだ。欠課が六つつくのは痛いが、うまくすれば妊娠を知られないうちに出産することがで…

陳列

ひとつの苦しみもなく目が覚める。 けれども日中、気を失うようにして授業を眠ってしまう。しなやかな手足の女の子たちなら、すこし臭うような口元のゆるみさえ可愛らしいだろうが、だらしなく眠る女の姿は汚いだろう。机に倒れ伏している自分の姿を想像して…

だいじょうび

あんまりいいことがありすぎるとちょっとね

帰りの電車に乗った瞬間「死にたい」と思った。 身の内から憂鬱が染み出てくる 決して躁ではなかったはずだ、しかし。眠っている間に学校は終わり拾った切符で30円で電車に乗った、おいしいスパゲティをやさしいひとと昼に食べて古着や古本をみて、良い本を…

最後に何を話したか、全然覚えていない 最後にかかってきた電話をとることができなかった。 わたしは眠っていた。 なき続けていたら坂本さんのような顔になってしまっていまだに戻らない。 生活にかまけている間は忘れているのに、ひといきついて床につく。…

汚い気持ちになる わたしだって女子高生したかった とわたしは泣いた 汚い気持ちになったことがかなしい。 しゅうちゃんのうたを、みつけだしてiPodにいれることができた。 しゅうちゃんのこえをわたしはどんどん忘れている。遠くなってゆく。たかだか数日話…

ハワイかどこかのお土産と金髪のギャルちゃんがくれたサッカリン入りの青色のリップクリームは甘い味がした。 膣内を伸ばした爪で掻かれるような苦しみがあって、これをうまいこと昇華させられないかといいように考えている、自分は特別だという思い上がりで…

じっとしているのが難しい、毎日毎朝今日はきっと一日黙って失言なく過ごそうと決めては、能動的に動かなければ見向きもされないことに耐えかねて空回りする。こういう生活はわたしの浅い根拠で保っている自信をうちのめす。女の子たちの健やかな手足が、わ…

雨の日アスファルトは濡れてよく光を反射するので、雨の夜街は明るい

わたしに出来ることはといえばただ生活してゆくだけだ

通っている学校の文化祭に、親しくしているバンドが演奏しに来る。わたしとすこしばかりのひとで、最前列で踊る。 わたしを入れて、三人の女の子でプールにいる。オリジナリティを出すために、野菜を浮き輪にくくりつけて泳ごうという話になる。わたしはゴー…

ボリス・ヴィアンの憤り

頬紅を塗りたくって外出して、コクヨの20枚で100円とかのお高い原稿用紙を買う。ついでに町田康の本で西岡兄妹が装丁になっているものを買う。あまり合っているとは思わなかったけれど。105円。半年働いていた古書店で、いまだ働いている顔見知りの方々から…

下手な漫画

「すごい雨だね」 「うん」 「こういうとき、とかげはどうしてるんだろうね」 「うーん」 「泳いでるんじゃない?」

予備校で、受験に必要がないのに、音楽の個別授業を受ける。 講師はGacktで、今度無力無善寺でライブをやるからきてね、とフライヤーを渡される。

無理に書こうとしても、記憶が劣化するだけで腹の足しにもなりはしないのね。

8/31

大人のひとたちと三浦海岸へゆく。 甘い年齢の夏は無害で清浄に締めくくられた。 泳いでいる間、浜辺で貝など拾っているカナヅチの恋人をみて、こうして過ごせるのならなにがあっても平気だろうと安心した。 もらった赤い雨傘を気にいって、日中ずっとさして…

8/30

恋人と会う。わたしがずいぶんひどいことを繰り返して言ったので恋人は一生懸命痩せて、すこし昔の面影を取り戻していた。 連日雨だったにも関わらず、てるてる坊主をつくってぶら下げておいたおかげか、午前中は奇跡的によく晴れて家の近くのグラウンドで少…