通っている学校の文化祭に、親しくしているバンドが演奏しに来る。わたしとすこしばかりのひとで、最前列で踊る。


わたしを入れて、三人の女の子でプールにいる。オリジナリティを出すために、野菜を浮き輪にくくりつけて泳ごうという話になる。わたしはゴーヤにすることを決めて、ぷにょぷにょしていたり白っぽかったりしてなかなか良いものがない中、それでもましなものを選んで、トマトの切ったのとレモンの切ったのも浮き輪に貼り付ける。女の子たちはそれをいい案だといって真似していた。柔らかいゴーヤの感触は陰茎に似ていた。股のあたりがみえるのが恥ずかしいので、水着の上から、ゴスロリのスカートをはいて泳いだ。


井の頭公園のように、動物園と公園がいっしょになっている場所を歩く。「さくらももこの小道」という道のまわりは腐った湿地帯になっていて、時々ガスが噴出したりしている。湿地帯には、銀色の小さな地蔵がたくさん立っている。それらには地面に埋まったりしているものもあった。不気味に思いながらも、ぬるぬるとした地面を裸足で歩いた。


潰れたウジ虫を片付ける。ウジ虫はよく太っていた。すごくいやだと思いながら、片付けた。