2008-01-01から1年間の記事一覧
もうあまりにもなにもかもどうでもいいと、頭の中では思っているのに、すこしでも心に負荷がかかると面白いようにじんましんが出る。「口ではそう言っても体は正直だなぐへぐへっ。」といった様相。 自然に、水を飲むようにわたしはいつか死ぬかもしれない。…
いつまでも続くかと思われたおそろしいような暑さも、吹き出物が潰れたように枯れ、粘つく膿に蝉の声をひきずって静かに夏が死にゆく。空の腹を見せて死んでいる蝉の数ばかりが増える。 気温が下がるとつい感傷に浸りがちになる。体が急に輪郭を取り戻して、…
くだらないことばかりを言った、自分はちょっと面倒くさい部類の人間だ 部屋は洋服の海でいつまでも胎児のように居心地よく布団に潜れる。 今日は夕方から世界の終わりのような雨だった。 岡崎京子の漫画をワールドトレードセンターみたいに二山に積み上げて…
いい傾斜!甘い年齢が終わるまで、あと半年もない
このくそ暑いというのにブーツを履いている女性が街にはいる。特に奇抜な、場違いな印象を与えるでもなくごく自然に、かといってたくさんいるという訳でもなく、ぽつぽつとみかけられる。渋谷には、ファー付きのものを履いているひともいた。 そういうひとを…
しかし、ジルは、悪い波と同様良い波も、凡庸さと孤独と同様新たな責任とナタリーの情熱も恐ろしいのだとフローランに言う勇気がなかった。 フランソワーズ・サガン「冷たい水の中の小さな太陽」
思い立って、もらったきり放ってあったギターに弦を張ったのだけれど、音がどうにも合わなくて、2弦までであきらめてしまった。ギターを弾くといい、バンドをやるといいと無責任に周りの人が言うのと、31日のライブの興奮が未だ醒めないので、男もすなるエレ…
ずっと前から似てると思っていた。 みんな死んじゃうんだな。
言い訳に、この身に慣れた憂鬱症、そして所帯無く横たわる今朝。昨日わたしは知り合いばかりのライブハウスで踊りまくった。すこし筋肉痛になって、昨晩の音楽はわずかな感触だけがかすかに残っていて、あとは頭をふりすぎたことを抜きにしてもあまりにきれ…
一羽 三羽
トカゲの尾の青はいつも見慣れない
片岡球子、力強いな
もうがむしゃらになることなんてあるのかしら、などとかっこうつけて思ったけれど、夢の中で、エレベーターに閉じ込められそうになったわたしはがむしゃらに助かりたがって頑張っていた、ガッツあるなあ
こんなに雨が降る夜は 裸足でおどるのさ おいらが誰かを愛しても なにかの冗談さ 幽霊たちが手をたたく 自転車工場で パタパタおどるよバレリーナ 最後のフラダンス DON'T WORRY MAMA BABY,DON'T WORRY MA- おやすみの夜はまだ早い DON'T WORRY MAMA BABY,DO…
ジョンさんに占ってもらいにゆこうと思ったけれど疲れてやめた、それに私は制服で、夜の新宿ゴールデン街をうろつくにはあんまりふさわしくなかった。また明日、下北沢へ着物を買いにゆきがてらゆこう。 女の子と、うまく話せないな。どういう顔をしたらいい…
ボン、ボンと遠くから音がするので気にしていると、二階で母親が何か言っているので二階へ上がった。花火が上がっているのだという。わたしの家は丘の上にあるために、たいていの花火大会は見ることができる。品川の花火大会も横浜の花火大会も、二階のベラ…
どこにもないのと一緒なら何をしたってかまわない
百年経ったら何もかも忘れているだろうと思えば気楽。
化粧がうまくいっている顔が好きなので、もう眠るのに化粧を落としたくない。化粧をしている顔が自分の顔なのだと思いたい。 下北沢の駅で学生がたくさん死んでいるのを昨日見た、金曜日だったからだ。みんな自分よりも年上だったけれど。 若い、元気で声の…
わすれた映像がくりかえし網膜に焼きつけられてゆく
大学の入試要項を調べようとコンピューターを開いたら、PDFファイルで「野生動物リハビリテーター2級 講習会申込書」というのが最小化されていた。どうやら母親がみていたらしい。そういえば先日、そんな新聞記事が切り抜かれて机の上にあるのを見たばかりだ…
今朝の今の今まで2日間くらいお風呂を浴びていなかった、昨日は汗をびっしょりかいて目を覚ましたというのに、その体のまま過ごしていた。 体中がちくちくして痒く、むらむらと赤くなっていたりして、それが蕁麻疹なのか汗疹なのか、はたまた虫刺されなのか…
暑すぎて目が覚めた、家はいつも冷房が効きすぎているのでこんなことは久しぶりだ。 ランニングで眠ったのに汗をびっしょりかいている。 fと会っての帰り、夜道ですこし怖い目にあって、電話を許してくれそうなひとたちに電話をかけまくった。誰も出てくれな…
下手な写真がいよいよ下手とりあえず、早くぶらぶらしたい、そのあとはなるようになれだわ、気楽なもんね
先日ようやくだいたいの執筆者の方には、郵送、手渡しなど行き届いた「はらいそ」ですが、古書ビビビでもすぐになくなってしまったようです。 同人誌と言えば漫画の類、紙媒体は斜陽の最近なので、ほこりを被って数ヵ月店先で置き去りにされるような事態ばか…
どんなにみなさんがわたしをひきいれようとしても、あるいは、だれひとりとしてそうしなくとも、大丈夫、わたしは変わらずにわたしの味方でいつづけます。わたしひとりの味方でいつづけます。 ここには見る人が多すぎる。
澁澤龍彦より画数の多い作家、いるのかしら。 線の密度としてはこれ以上の人はいない気がする。 わたしはしばらく澁澤「瀧」彦だと思っていて、もっと余計な画数を加えていたけれど。 図書館で「太陽」という雑誌の、澁澤龍彦特集・1991年4月号を見つけ出し…