思い立って、もらったきり放ってあったギターに弦を張ったのだけれど、音がどうにも合わなくて、2弦までであきらめてしまった。ギターを弾くといい、バンドをやるといいと無責任に周りの人が言うのと、31日のライブの興奮が未だ醒めないので、男もすなるエレキギターといふものを、わたしもしてみむとてするなり、とまずはギターを引っ張り出し、弦の張り方を調べたのはよかったものの、あのスチール弦の金くささ、指の切れそうな細さ、あれをずっと触っているとずいぶん気分が悪くなってしまった。3年以上学校でガットギターを触っていたので、いまだにエレキギターの弦の細さは気持ちが悪い。そしてやっぱりわたしは全然音楽に対して能動的になれない。たぶん、またギターはしばらくほこりをかぶる。