2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

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バイトをあがって、早川義夫の本を買って、下北沢のメインストリートをすこし上ると、道端でお香か何か売っているむげん堂で洋服を買っていそうな男女がいて、長い髪をアップにして肩を出した女のひとの麻のロングスカートのしたに下着をはいていない豊満な…

外がくそ晴れているというのに機密性の高い家に閉じこもっていること自体を寂しさと呼んでいい。 音楽が嫌いだ。わたしのからだが音楽に向いていない。ライブハウスへ通うのは好きだけれど音楽は嫌いだ。ギターを弾きたいとも思わない(歌うために楽器ができ…

トラウマガール

東京メトロのCMの宮崎あおいちゃんは本当に非の打ちどころなく可愛くて、特に、ブルーのラインの入った濃紺のプリーツスカートとベージュのブーツとの間に覗く膝小僧の小さい丸みが本当にかあいらしくて、ちょっと目をそらしたいような気分につき落とされる…

HugEの9月号、よみたい!ZINEがどうこう。

お前はTOKIOだろう

人工の浜辺には波が打ち寄せていて、私はSMAPのメンバーといる。 波をこちらまで呼ぼう、と浜に水を引くと、海は思うより陸へのしあがり、波が強くなって人がさらわれそうになる。 強い肉厚の波なので、浮力があって、ボードがなくとも波乗りに似たことがで…

やらしくない夢

男の子になって、女の子を抱いた。張り出た乳房は柔らかかった。 自分は懸命にやった。やったが、気が付くと女の冷ややかな視線、萎えているのだった。

まあ。

もちろん訳した方だと思うけれどわたしの書くものはサガンの文体に似ているというようなことを確かひとに言われたことがあってサガンの文章はどうだったか。思い出そうとしている。部屋には「悲しみよこんにちは」が少なくとも二冊はあるはずだがみつからな…

失望されそう

酔うとき、ああ今、わたしは酔いだしたな、と自ら感じ取る瞬間がある。それと同じように、ああ、もう、治らない傷口のようではいられないのだな、と思う。気がついた瞬間にはもうそれが決まってしまっている。

しぬべくしてしぬ

何かを許容することも上手になり突っかかる力を失っている、タフになるか、レベルを下げるかでしか、やってゆけない、平和なときお前は前に進まない、戦争のときは出血多量で死ぬ。 眠っている男の子の目蓋の下で眼球が動いている。 これが待ち望んだばか騒…

失われた高校時代を求めて

怖い記憶。「虫えい」のある、腫れた桜の葉を千切っては池に捨てたこと。