木曜日、杏子さんと下北沢でふらふらとした。
このところ調子が悪いのが続いていたので、とても緊張して、正直なところすこし怯えさえしながらこの日を待っていたのだけど、すべては考えすぎだったようで、杏子さんはなんとなく飄々としていて、自分の予想とは反してテンションも高くわたしはよくしゃべった。しゃべりすぎたかとも思う。
ああ、それにしても一年ぶりくらいのプリクラ!
もっとゆっくり遊べれば良かったのですが。


昨日あたりから、また言葉がわたしのところに戻ってきている。
(それでもって、そう言った途端にいつもまたどこか消え去ってしまう。)


本を一冊集中して読むことが出来なくなっている。いくつもの本をとびとびにかじってしまっていて頭が混乱する。
いま、読みかけの本は、「ドグラ・マグラ」、「前巷説百物語」、「樹液すする、私は虫の女」、「限りなく透明に近いブルー」(再読)、「ブラフマンの埋葬」、「クリスマス・キャロル」。
そういえば、学校の図書館の「よく借りる人のリスト」の中に私も入っているみたい。図書館のカウンターには目録があって、それには生徒ひとりひとりの本を借りるためのバーコードがそれぞれ学年クラス出席番号順に一覧できるようになっているのだけど、本を借りるときはそれを司書さんがパソコンで読み取って手続きをする。頻繁に本を借りるひとたちはバーコードが前の方の開きやすいページに特別に貼られる。ということらしい。
けれど、本を借りても読みきれず返すことが多くてとてもつらい。本をきちんと読むことが、もうずっと出来ていない。心の余裕がない。もっと言葉に触れていたい。
かなしい。