オドン・ド・クリュニー

「肉体の美しさは、ただ皮膚にあるのみだ。もしも人間がボイオテイアの大山猫のように、皮膚のしたにあるものを見ることができるならば、誰もが女を見て吐き気を催すことになろう。女の魅力も、じつは粘液と血液、水分と胆汁とからできている。いったい考えてもみよ、鼻の孔に何があるか、腹のなかに何が隠されているか。そこにあるのは汚物のみだ。それなのに、どうして私たちは汚物袋を抱きたがるのか。」