自意識

生活している自分の姿をかえりみると馬鹿馬鹿しくて文章なんて書けなくなる。今年の頭までの日記を読み返すと自意識過剰すぎて白々しいような気分になる。わたしみたいな女もこうして生活に呑まれていって、諦めて力抜いて幸福に元気に毎日生きてゆけるようになるし、似たような女の子だって遅かれ早かれいずれそうなる、ならなきゃ死ぬしなっても死ぬよ。という映画を撮った。カット割りだとか構成のセンス、ないなー。と出来上がったものをみて思った。とはいうもののけっこう自分では好き。なげやりなエンドロールが好き。
今年の一年間でとてもたくさん諦めた。諦めたら楽になった。頭のネジを緩めて何もかも平気だと思うようにしたら何もかも平気だった。なんてことはなかった。わたしはかわいくない。だから悲劇ぶれない。でも、これくらい白状するのは許されてもいいはずだしわたしが許す。忘れたくないし忘れられたくない。何かを語るなんてもうできないけど。