ニッキ

さいきん、フリーメールの類やなんやかやとあるweb上のサービスなどのパスワードが変わってしまっている。設定した筈のものを打ちこんでも、ログインができない。ひとつやふたつ、それもたまにしか使わないものならば自分の覚え間違いかとも思うけれど、頻繁に使うサービスでそういうことが起こる。なにかしらのウィルスだとかセキュリティの問題がどうとかで何かされているんだろうか、だとか、家族がわたしを監視してこうしたことをしているんじゃないのだろうか、だとか、そういう不安がわく。疑心暗鬼になる。メッセンジャーヤフーメールもなんとか動画も、いちいち設定をやり直しているけれど、不安でたまらない。(でもなぜかこういうことに困っていたのに学校のパソコンからアクセスしたときヤフーメールはすんなりログインできた。どうしてだろう)
ひとに何かされる心当たりは、ない。自分を疑いたくはないけれど、この間、携帯電話の着信音が知らぬ間に変わっていた。自分を疑うという選択肢のある時点で自分はおかしいのかもしれないと更に自分が疑われる。
化粧していて鏡をみていると塗りかけの自分の顔のパーツがバラバラにしか理解されなくなってひとつのまとまりをもった像として認識できなくなる。
洋服を選んでいてひとつのイメージとして自分の全身を統一できない。
そういうことがなにかの兆候かと思う。
こういう小さな異変が重なっていつかバランスが逆転する瞬間が訪れてそのときわたしは一瞬でぐちゃぐちゃに他愛なく崩れてしまう という想像。
言葉もひとまとまりに体裁を取らない。
こわい。
頭をうちつけたくなる衝動転げ回りたくなる強い力のある不安、すべてのど元過ぎれば5分とたたず忘れる。
流動食流し込まれるように苦しく生活はやまない。
のたうちまわる力も奪われて時間を飲み込んでゆく。
強い力のある抵抗、煩悶、そういうものすべて失われる。
ばらばらになる。
こわい。