朝三時に眠り午前六時台に目を覚まし学校へゆき夜十時までアルバイトをする日々。体力がないので今日なんかは自分でもわかるくらい随分おとなしくなってしまっていた。しかし眠らなくとも頭がずいぶんすっきりとしていて体に不快感もなく、麻薬でも使っているみたいに勉強に集中ができるので不思議だ。と思っていたらさすがに五、六限はすこし眠ってしまった。男の腕から血管がべろんと出てしまうという話を授業中に書いていたけれどつげ義春の「ねじ式」みたいだなと自分で思ってしまってとりあえずは書くのをやめた。
いよいよゆったりとつかれてしまって、個人とのやりとりができない。言葉のやりとりがあるとそこで心が粘つく。直接の会話であればまだしもメールやらすこし考えて返さなければいけないコメントに疲れてしまう。心が折れてしまった感じがする。でもわたしは疲れているがゆえにそうなってしまっているだけだ。つまり休めばそれらのことはできるようになる。今まではたまに自分の髪型や目の形を素敵だなと思う日があったのだけどさいきんはそういう日がない。自分の心身の醜さばかり見える。しゃべるたびに喉の奥が粘つく気がする。笑えば笑うほどそれが熱く泡立ち狂ったように笑い続けるしかなくなり息が止まりそうになる。大きな声で話そうとすると口から唾を飛ばしてしまいだちだからいやだ。口が、話す形にできていないのだと思う、舌もよく絡むし。自分の姿がひどく醜く思えて自分の行動のひとつひとつの醜さを憎んでしまう。自分に責め立てられる。食事を戻しそうになる。むやみやたらに食べてしまう。髪の毛を抜いてしまう。だけど平気にしていられるから心配なんてしないでほしい。ここで無理してもなにかひとつ成し遂げてわたしはそろそろ自信を取り戻したい。布団に入って二秒で眠ろう。