不安は肺の中の小さな気泡のようだ。
きちんと食事ができない。朝食は学校へ持っていっても食べる気がしなくなってしまう。お腹がすいていても、どうにも面倒くさくて、昼食をも飛ばしてしまう。夕食を目の前にするとうんざりしてしまって、咎められない程度に残して終わりにする。化粧を落とすと随分と酷い顔になってしまっている。毎晩うまく眠ることが出来なくて、ベッドの上に座り込んでいるから、目の下が黒ずんでいる。
弱さを言い訳に逃れたいだけだ。未熟な自分をビルの屋上から突き落としてやりたい。
自分の笑顔のうそ臭さに鏡を叩き割りたくなる。
何をしていてもうそ臭い。