小さな虫が目の中に目についてきにかかる。 虫の羽は硬く光沢があるらしく白く一点光ってそこから彼のからだの輪郭をたどることができる。 虫はひたすらわたしの虹彩の縁をぐるぐると廻っていっこうに飛び上ろうとしない。どうやら底にたまった油でも舐めて…
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