感覚が薄くなっている。飽和状態になっている。一日一日が薄っぺらに引き伸ばされてわたしはそこにいつか何かがあると信じているけれどそんなものないんだわ。
頭のなかの空気がいろんな形をとる。その度わたしののうみそがくぷくぷいってやわらかくなってねばねば、溶けだして、耳の穴から流れだしてみんなの可愛い小さな足にふんづけられてわたしはくるしい。
夜のふきだしぐち
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