余計なものは出来得る限り背負ってしまわないようにしないとやがてその重さでずぶずぶと足元に沈み込んでいってしまう。
誰かの悲しみや苦しみがそこかしこに転がっているのは事実で、触れれば自分はそれを確実に取り入れる。余裕のない今はいちいちそうしていたら、すぐに潰れてしまう。
誰の悲しみにも苦しみにも触れたくない。それが深ければ深いほど。今は。
愛用していたMDウォークマンが壊れてしまってから、また人のざわめく街中を歩くのがすこし辛い。いらない情報をとりいれすぎて弱ってしまう。
追い詰められる。
朝から女子高生の馴れ合いを聞きながら学校へむかうのがとても辛い。