冬の腐り方をした。
激しい感情の動きに出会うと、気持ちが引きずられて動揺してしまう。


恋人と別れてしまってから再び、蛍光灯や日光や鏡が、恐ろしくなってきている。
責めたてられて、透けてしまう。
明るい光の下で笑っていられるような健全な人間ではない。
夜の中でずっと這いつくばっていたい。


それでも、晴れて寒い日の朝は、あてもない期待や妙な考えを起こしてしまうよ。
だれかのことを好きになりたい、であるとか。
でも、しばらくそんなことはできないだろうね。


何回謝られても、何度も同じことがあって、そうやってまた、泣くのはもういや


もうあんなことしばらくしたくないよ。
弱っているときに思い出すと、ちょっと泣いてしまうよ。