真っ逆さま

毎日の事を思うと、息もできないような密度の不安に飲み込まれてしまう。
単純でわかり易くてただそれだけでしかない気持ちがいくつも湧く。
ぴったり口を閉じた貝にひきこもって眠りたい。


こうやってすこし疲れ過ぎて不安定で居る方が安心出来る、安定のし過ぎはわたしには毒みたいだ。
安定してしまうとそれはわたしではない気がする。不安定であること自体が自己同一性である気がする。痛め付けないとわたしでいられない。
だからわざと、わざとすこし転ぶだけ、間違っても、うっかり落っこちたりしない。