2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧
近くの家の庭先に、誰かの名前の書いてある、白い小さなうわばきが、洗われて濡れて干されていた。 それが妙に光って見えて、カルキのにおいを思い出した。 夏はちゃんと来るのかな。実感としての夏。
お弁当を食べていたら、クラスの女の子が「ついてるよ」といって、ご飯粒か何か、わたしの唇をつまんでとってくれた。 華奢な指に唇を触られるのに動揺してしまって自分の気持ち悪さを再認識して落ち込んだ。 相手が同性とはいえ、曲がり角で転校生とぶつか…
愛しい罪悪感
わたしのゆめの中でわたしが泳いでいる「ここはどうにもなまあたたかすぎるわ」いつもつかわないことばでわたしはかんがえるゆめは青くすきとおっていて、いろんなものがあちこちへ浮いているねえわたし、そこには空気もないし、だあれもいないってことに、…
「今月に入って、もう41人になるな」「膨れた赤ん坊かい」「そうだよ」「近ごろの親は子供に息の吐き方を教えないからなあ」「あいつら自分で破裂しちまうんだから、可哀想になるよ」「助かっても、初めて息を吐くときの叫び声ったらないね」「ああ、ほら、…
なんかもうみんなに嫌われてる気がするんですがもうそれでもいいと思います、自分はあまり多くのひとには好かれないと認めることが出来てから自己嫌悪しなくなった。自己嫌悪なんて言葉さえしばらく忘れていた。
どうしよう、また透明になってる、薄い防御がぱりんと破れて、心臓がどきどきとする、目の焦点がうまく合わなくなる体が冷えきる血の流れる感じがする。 カタルシスをくすぐるのなんてとてもとても簡単だ。 人の声がこわい。
押し潰される。
わたしの中で二つの感性が育っていって絡まって花を咲かす
体はどうにか動かせて、午後に、生理が来た。 下北沢へ行って、浴衣を置いている古着屋を探した。 あまり良いところがなかったので、今度は、表参道か西荻窪に行ってみよう。 でも、ユニクロの竹久夢二の浴衣が可愛くて、それを買ってしまおうかとも思う。 …
肌荒れが酷くて、誰にも会いたくありません。 やっぱり明日は動けなくなりそうな気がします。 それでも動かないといけない。欠課、遅刻数は、だいぶ重んできてしまっている。 それほど疲れていない、と、思う。 最近毎晩泣いてしまうのは、何故だろう。 体重…
やっぱりやめた
すこし文章を書いていたら、すぐに、どうとでも動けるような気になってきました。これを回復と言うのだろうか。 恋人の目の前で、わたしは殆どポーズを取っていないから、それはとても自分にとって恐ろしいことなのかもしれない、わたしはいつまでも分裂し続…
心臓がどきどきと痛み出す。誰か、わたしの代わりに引き受けてください。 明日は動けないような気がする。動けるといいな。動けますように。 一日の、一秒一秒が、砂のように流れていってしまって、あああ、と、間抜けに口を開いている間に、それに飲み込ま…
そこで出会ってしまったら、恥ずかしいでしょう。
言葉が頭の隅々まで行き渡っている感覚がする。時々訪れるこの感覚は何なのだろう。興奮が収まらなくなる。言葉が過剰に頭の中を駆け巡って、取るに足りない考えをごちゃごちゃと彩って、氾濫を起こす。指が震えだす。 それだけど出された課題に合わせて文章…
人に造られたものが人の手を離れた姿が好きだ。
一瞬がとらえられ何倍にも増幅され反復されるもの
わたしはただやさしくしてもらいたいんです
好意、単純にそれだけの、それ以上でもそれ以下でもない
何もかも順調。 わたしはいつも配慮が足りない。 自分の話ばかりしていた。自分のことばかり話した。何の役に立てただろう。 わたしはいつも自分のことばかりを考えている。 すこし、引き摺られてしまった。胸がつぶれるような苦しさはわざと忘れていたのか…
わたしは優位な立場にいるからと言って冷然としていられるような人間ではない、
自分の骨を噛む、鈍い痛さ、血管が腐る
わたしがここに居ることを許してください。涙でぐしゃぐしゃの情けないわたしがここにしゃがみこんでいるのを許してください。 またすこし抑鬱状態のような感じが、感情の波が、戻ってきている気がする。 これが良いことなのか悪いことなのかはわからないけ…
毎日の事を思うと、息もできないような密度の不安に飲み込まれてしまう。 単純でわかり易くてただそれだけでしかない気持ちがいくつも湧く。 ぴったり口を閉じた貝にひきこもって眠りたい。 こうやってすこし疲れ過ぎて不安定で居る方が安心出来る、安定のし…
干上がった夢の底で後戻り出来ない子供が泣いて
見学していた体育の授業で乾ききったグラウンドの輪郭がちゃらちゃらと透明な水が流れているみたいに震えていた。 学校の敷地内にセミの出てきた穴をみつけた。 夏がいったいいつ来たのかわからなくて戸惑う。
自分に期待をするとたいていは失望するはめになるから、自分に期待したりしたくない、出来るなら、自分は何も出来ない人間だということをきちんと理解していたい。それでもわたしは本当は何か出来る人間なのじゃないかと期待をしてしまって、いつもがっかり…
健太郎でなくてひろみちお兄さんやん
わたしたちは何かしらによって盲目である。